あの人が、すごく好きなんだよ、ブラジル音楽。
そういえば、カエタノ・ヴェローゾが来日した時も
東京フォーラム行ってきた
って言ってたなあ。
ジョアン・ジルベルト来日公演@東京フォーラムA。
会えるはずがない。
でも、もしかしたら会えるかもしれない。
もしかしたら、自分の席の隣に腰をかけているかもしれない。
もしかしたら、トイレの前でばったり会うかもしれない。
もしかしたら、帰る時に階段の人波の中、合流するかもしれない
もしかしたら、
もしかしたら…。
ギターと声だけのたんたんと進んでいく演奏。
客席の暗やみの中、横で一緒に聞いているつもりで
目をつぶって、演奏に耳を傾けた。
スタイルを意図的に作り出したというより
多分、この形がジルベルト氏が自然に音楽を紡ぎだしていける
最良のものなんだろうね。
すうっと息を飲み込むように
あの人の記憶と自分の想像が音に溶け込んで
体を通過していくような気がする。
今朝、あの人に本当に会場で会ったら?
と思うと恐くて、でも愛おしくて会いたくて
涙が出てきたんだけれど、
そんな苦しさも、ボッサが体の中に入ってきた時に
楽になっていく。
あの人は、もう僕の中にいるし、
それは音楽とともに確信に変容していく。
少し、ホッとする。
よかった。
ありがとう。
南米の新しい風はとても優しい。
- 2006/11/06(月) 13:05:28|
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